輪行を解説

自転車を買い次第に距離が伸びてきて、
遠出をするようになる。
その時に役に立つ輪行!

 

電車に乗せることで自転車の行動範囲は
何倍にもなります。

 

このページでは、「輪行とは?」の続き兼、
輪行の仕方について簡単に
写真付きで説明したいと思います。

 

今回の説明では
「自転車で100km先に行って、
電車で戻ってくる日帰りサイクリング」
を想定しています。

 


使用する車体はロードバイクです。
車体の分解を説明する前に
使う道具がありますのでそれを説明します。

 

道具がある人は、飛ばして下へスクロールしてください。

 

【1】輪行に使う道具

1.輪行袋

これが無いと、
そもそもが成り立たないです笑。
輪行袋は広げると

 

 

 

 

 

 

 


こんな感じで結構デカいです。
スポーツバイクなら大抵のものは
すっぽりと収まります。

 

素材も丈夫なものなので
簡単には破れません。鉄道各社では、

 

指定の大きさ内に納めて、専用の袋に完全に入れること

 

をルールとしています。
その専用の袋が、この輪行袋です。

JRの場合JR東日本:旅客営業規則・手回り品


専用の袋でない
ゴミ袋とかでやっちゃだめですよ!
値段はちょっと高く、3,
000~10,000円ぐらいです。

 

でも輪行袋があれば輪行
どこでもサイクリングに

行けるようになるので
買っておきましょう。

自転車旅は輪行ができるように
なってからと言っても
過言ではありません、

 

 

2.エンド金具

エンド(フレームの先端)と
ディレイラーを保護するため
に必要。

 

これが無いとエンドやディレーラーを
破損させてしまい、愛車がお釈迦になります。

 

エンドには決まった幅があり、
クロス・ロードでは幅の寸法が
異なっています。

 

それに伴い、
そのエンド幅に合わせたエンド金具を
買う必要があります。

 

「XXmmエンド金具」と
寸法が書いてあるので、
エンドの幅を確認してから買いましょう。

 

 

3.ナイロンベルト
袋の中で車輪フレームが動かないように
固定するときに使用します。

 

また、バックの様に袋の中の通しておいて、
肩にかけて運ぶようにするのにも使用します。
ホームセンターかダイソーで手に入ります。

 

4.緩衝材(なくても何とかなる)
運搬中に車輪とフレームが擦れたり、
何かと接触して破損するのを防ぎます。

 

持ち運びには少しかさばりますが、
やっておくと愛車が傷つかずに済みます。


私はかつて移動中に
タイヤがフレームに擦れて、
塗装がはがれた経験があります…

 

 

【2】自転車を分解・収納する。

<作業手順>

  1. 輪行袋を広げる
  2. オプションパーツを外す
  3. 自転車をさかさまに置く
  4. ギアをアウター・トップにする
  5. ブレーキを外す。
  6. ホイールのを外す。
  7. エンド金具をつける
  8. ベルトを通す
  9. 袋をとじる

 

道具は前述のものがあれば輪行ができます。
輪行の際、自転車そのものの分解に
実はドライバーなどといった工具は
殆ど使いません。

 

車輪も手で外せます。
というよりも輪行は、車輪を外して
車体全体のサイズを小さくすることなので、

 

自転車自体の分解には
工具はいらないのです。

 

しかし、キャリアなどの取り外しには
六角レンチが必要だったりするので、
オプションパーツには気を付けましょう

 

1.輪行袋を広げる

広い所で袋の底面が見えて、
しわがない様に広げます。

 

駅などで広げる際は、
通行の邪魔にならないところでやりましょう。

 

 

2.自転車についている
  オプションパーツを外す

後で自転車を逆さまにするので、
その時に邪魔にならないようにライト、
速度計などを外しておきます。

 

スタンド・キャリアを付けている場合は、
ついていると収納しきれない
ことがあるので、外しておきます。

 

六角ボルトで固定している場合は
六角レンチが必要です。

 

 

3.自転車を逆さまにして置く

 

サドルを輪行袋、ハンドルは
はみ出すようにして逆さにします。

ハンドルが地面と接触するのが嫌な場合は、
なにか敷きましょう。

 

逆さにすると車輪が外しやすくなり、
また倒れないので安定して作業できます。
(ただし風や衝突には注意)

 

4.チェーンをアウター・トップ
   にする。

走行中に変速するように、
逆さのままペダルを回して
ギアをアウター・トップにします。

 

アウターとはフロントのギアが
車体に対して外側に来ていること。

トップとは、後輪側はのスプロケットの
頂上(トップ)の事をいいます。

 

アウター・トップにすると、
チェーンが車体から一番離れた位置に
来るようになります。

 

こうすると、
後輪の脱着と
後の再装着がしやすくなります。

 

 

5.ブレーキを外す

車輪を外すためにはブレーキを外す
(シューとリムの間隔を広げる)
ことが必要です。

 

なんでホイールがとれないのー?
と悩んでいたらブレーキを外し忘れて、
タイヤが引っかかっていたという事が
最初の内よくあります笑。

 

キャリパーブレーキ、
Vブレーキと外し方が異なるので、
それぞれ書きます。

 

<キャリパーブレーキの場合>

キャリパーブレーキはこんなの。
おもにロードについているブレーキ。

キャリパーブレーキは
めちゃくちゃ外すのが簡単。

 

左についている黒いレバー
(クイックリリース)を
上に上げるだけ!

引き上げると、、

シュー(黒いパッドみたいなやつ)が、
リムから離れていませんか?
上の写真と見比べてみてください。

 

これがブレーキを外すという意味です。
シューとリムの間隔を広げ、
タイヤが引っかからなくなります。

 

<Vブレーキの場合>

Vブレーキはちょっとめんどくさいです。

最初の状態から、ブーツと呼ばれる
溝が入った黒いゴムみたいなものを
端に寄せておきます。

 

そしたら↓の写真のように赤で示した
インナーリードユニットを
片手で押さえます。

 

そしたら青で示した
インナーリードを矢印の方向に引く。

 

するとワイヤーの細い部分が
リードユニットの穴に来ます。
するとその穴からワイヤーを
引き出すように

 

ワイヤーを上へ引き抜きます。

 

すると↓の様に解放され、
ブレーキが外されます。

 

Vブレーキは結構外しにくいです。
インナーリードをそれなりの力で
引っ張らないとワイヤーが
ユニットの穴まで来ません。

 

 

6.ホイールを外す。

ブレーキを外したら
次はホイールを外します。

前輪・後輪ともに同じ方法で
取ることができます。

 

この写真の様なレバーが
ホイールの中心にありませんか?

このレバーはクイックリリースと言います。

このレバーを下に引くと、
ホイールとフレームの固定が緩みます。

 

 

 

 

 

 

 

レバーの逆側をおさえながら
レバーを反時計回り回していきます。

 

すると次第に
ホイールの固定が緩んでいきます。

ある程度ゆるんだら

 

ホイールの上を掴んで
まっすぐ上方向へ引きます。
すると簡単にスポッとホイールが取れます。

このとき中々取れないなと思ったら

・ブレーキは外しているか?
・最後までリリースを緩められているか?

を確認してください。

 

ホイールは結構簡単に
外すことができます。

次は後輪を外していきます。

 

後輪も外す要領としては同じで
クイックリリースを緩めるだけです。

 

ただチェーンなどが絡んでいるので
抜くのがちょっと大変です。

 

後輪もクイックリリースが
付いているので
同じように緩めて
上方向に引きます。

しかしこのように
プーリーが邪魔して

単に上に引いただけでは
抜けないことがあります。

 

なのでプーリーの端っこをつまんで、
プーリーを引っ張ります。
するとチェーンがスプロケットと離れ、
上方向に抜けやすくなります。

そのままホイールを引くと
フレームから完全に離れます。
チェーンをつまんで
ホイールから完全に離せば

後輪の外しは完了です。
後輪あたりの脱着では
手が汚れるので手袋や
チェーン掴みようの布があるといい。

 

7.エンド金具をつける

ホイールを外すととても
スッキリした形になりました。

しかしこれではまだ
袋に収めることができません。

リアエンド側をこのように
右に倒す必要があります。

 

これを縦型式といい
一番コンパクトに運ぶことができます。

そしてその時に必要なのが
「エンド金具」です。

エンド金具をエンドにはめて倒せば

 

ディレイラー(ギア)が
底面と接触しません。

 

仮に金具をはめないで倒すと
ディレイラーが接触します。

ディレイラーに
自転車の重みが懸かる上に
ディレイラーは
大きな衝撃で壊れやすいので

 

金具なしに輪行するのは
ディレイラーの
破損に繋がります。
さらにフレームのエンドが
損傷を受けて
エンド幅が変わる危険があります。

 

フレームは一部が壊れると全部交換
つまり買い直しになります。取り返しの
つかないことにならないためにも
エンド金具を付けましょう。

 

エンド金具を開きます。
パーツは主にこの3つで構成
されています。

①コの字型の金具

②クイックリリース

③スペンサー

まずは①を開いて
エンド側にはめてしまいます。

そしたら②をフレーム右側から、
①の穴へ通します。

しかしこれだけでは
①を固定できないので、②に
③のスペンサーを取り付けます。

 

スペンサーは筒状になっているので
その中に通します。②を上にあげて
入れてあげるといいです。

そしたら③を①の中に入れます。
少し力入れ目に入れ込みます。

 

このときどうしても
入らないという場合は

そのスペンサーがロードのエンド幅
130mmに対応しているかを
確認してみて下さい。

そしたら①についてたパーツをはめます。

そしたらクイックリリースを
締めていきます。

クイックリリースを完全に
固定する前にエンドの角度を45°程
傾けておきます。

クイックリリースはある程度締めて
エンドを傾けてたら
レバーを畳むと強く固定されます。

硬すぎてレバーが畳めない時は
締めすぎなので少し緩めて
再度畳んでみましょう。

 

どれぐらい強く締めればいいかと
言うならば、2本指で畳めない
レバーを開けないぐらい強さで
あれば大丈夫です。

 

エンドを傾けて強く固定すれば
エンド金具の装着は完了です。
倒しても地面とディレイラーが
干渉しなくなりました。

エンド金具をはめる時
チェーンをスペンサーに通しておくと
チェーンに張りができて
輪行中にチェーンが外れません。

 

しかし面倒なので
紐や小さいS字フックでも代用できます。
とにかく張らせればいいんです。

 

8.ベルトを通して
  ホイールをしまう。

 

エンド金具をはめた後
自転車を立たせます。

そしたら肩に掛けて
自転車を持ち上げるための
ベルトを通しておきます。

 

ベルトの先端を
↓の写真の様に
ヘッドチューブに軽く巻き付けます。

次に先端をBBシェルへ
(ペダルが付いている箇所)
持っていきます。

 

立てると分かりますが穴が
ありませんか?

 

この穴の部分にベルトを通します。

 

 

そしてトップチューブが側に
置いておいた先のバックルと
つなげれば

このように結ぶことができます。
この黒ベルトを肩にかけて
自転車を運びます。

今まで何回か輪行しましたが
トップチューブとBBシェルを
通すのがとても運びやすいです。

 

そしたらホイールを
袋にしまいましょう。

ペダルは縦にまっすぐにすると
ホイールが隙間なく
ピッタリ密着してくれます。

そしてスプロケットのある後輪は
スプロケットが内側に向くようにすると
輸送中にスプロケットを損傷しません。

 

またスプロケットがフレームと
ぶつかっても大丈夫なように
スプロケットカバーを
付けておくと良いです。

そしたらホイールを
ベルトを用いて固定します。

上部(ピンク)と下部(緑)で
結んでおけば固定されて動きません。

 

そして干渉しそうな場所、
傷つけたくない箇所に
パッドをしておくとより安心。

 

とくにタイヤは擦れると
消すゴムみたいに塗装を
はがしてしまいます。

ハンドルを傾けた時の
スポークとの干渉にも

ディレイラーにもやっておくと
さらに安心

キャリアなども上手く隙間に
はめ込んでおくと一緒に運べます。

 

ホイールの固定と
保護が終わったらあとは
袋を閉じるだけ!

 

9.袋を閉じて輪行開始!

袋を閉じていきます。
中々はいらないと思ったら
袋にしわがないか確かめて
みてください。

 

そしてチャックを締めていきます。
黒ベルトのもう片方も
袋の外に出しておきます。

そしてベルトを結ぶ。

こうすれば
自転車が全て収納されて手荷物として
電車に持ち込めるようになります!

こんな感じに肩にかけて運びます。
しかし自転車は最低10㎏はありますので、
長時間持つのは疲れます。

タオルを肩に懸かる部分に置いておくと
肩への食い込みが少し減ります。

 

輪行袋の種類によっては
袋に取っ手が付いていたり、
肩にかけやすいベルトが
ついていたりと

 

種類が豊富です。
自分が運びやすい輪行スタイルや
バンド選び、収納を探すのもいいです。

 

以上が輪行の仕方です。
最初は時間がかかりますが
キャリア無しで慣れれば
10分で収納できます。

 

収納して小さくしても
それなりにでかい荷物です。
置く場所を配慮したり

 

乗る時間帯、電車種を
選んでおくとトラブルが少ないです。

 

特急・新幹線では最後部座席の
後ろが空いていることがあるので
そこに入れたり、

 

通路の邪魔のならない
箇所に置いたりしましょう。