【世界一周:大学に休学を拒否された その1】

世界一周編

危ないからダメ
(大学の責任管理が)

 

こんにちは、Juneです。


私はかつて2018年に
大学を1年休学して

「自転車での世界一周旅」に
行こうと思っていました。

 

そのために必要な資金のために
アルバイトをしたり、
保険の契約、渡航先、
ビザの情報を調べたり等

 

資金を得るために
クラウドファンディングしたりなど

世界一周のために労力と
かなり時間を掛けました

 


(↑1年分の海外保険契約。
一時20万吹き飛んだが
のちに返金して貰った)

 

mont-bell社の
チャレンジプロジェクトにも応募して

無償提供までさせていただきました。
(後にそのまま返却した)

 

人生で1位2位ほどの
頑張った時期でありそして
来年に向けてワクワクして、
期待にあふれた
1年でした。

 

しかし、2018年の世界一周は
【一枚の紙と数名の教授によって】
残念ながら休学が受理されず
申請が通りませんでした。

 

しかし、先に言って
おきたいことがあります。

私はこの休学拒否が
「悪いもの、
大学側の一方的な押さえつけ」

とは思っておらず

 

「自分に考える猶予を与えたもの」

「”少し頑固な私がいた”

 ことを教えてくれたもの」

とポジティブにとらえています。

 

もちろん、
拒否されて数か月後に行く予定が
1年先に延びたことは
かなり落ち込みました。

 

計画が中止になってしまった
こともそうですが

 

特にクラウドファンディングに
出資してくれた
支援者様、


そして協力いただいた

友人や知り合い、旅先で会った方に
報いることができなかった。

 

この点に関しては本当に
申し訳なくおもっています。

 

今回の記事は

「なぜ、どのように

 大学側に休学が拒否されたのか」

「大学の休学制度について

 思っていること」

について話していきたいと思います。

 

 

文中では
私の大学に対する当時の
反感なども書かれていますが

 

この記事は大学を
攻撃するような意図はないことを

あらかじめ伝えておきます。

 

先ほど言ったように

 

この休学拒否に関しては
ゲンナリはしましたが
別に悪いことではなかったと
ポジティブにとらえています
(というかもう1年前のこと)

 

 

 

*********************************
ある日呼び出しをくらう

2017年12月。

 


年末になって休学の申請へ行った。

申請自体はいたって簡単だった。
学務の窓口に行って
休学の意思を伝える。

 

すると書類と資料を
持ってきてくれて

それに必要事項を記入する。

 

自分と保護者の
名前、住所、捺印

学部そして、休学理由。

 

書類を渡された時に
休学理由を尋ねられたので

「自転車で世界一周しに

 行きます。」

 と答えた。

 

担当者の人は驚いたが
柔軟に対応してくれて
普通の旅行であると
理由としてダメなので

『自己研鑽』という名目で
書くようにとアドバイスをくれ

 

必要事項を書き終わり、
大学に提出したのは1月末。

理由も
「単に自転車旅したい」でなく

 

国際的な視野や価値観を得るとか
コミュニケーション能力とか

今の自分の学んでいることをや
人生について考える
余地が欲しい。と書いた。

(海外ではこれを
ギャップイヤーと呼ぶ。)

 

 

自分の中でも


この休学中の自転車旅は

『自分を大きく成長させるもの』
として重要な位置づけに
立っていた。

 

 

ただし、申請してから数日後
休学のことについて
担当者から電話が来て


『休学に関して
聞きたいことがあります』
との呼び出しをもらった。

 

 

大学に行ってへ担当者と会って
小さな会議室へ連れてかれた

部屋に入ると
同じコースの教授2名と
国際グローバル推進課

 

という海外について
詳しい人が2名と

 

4対1みたいな感じになった。

 

まず最初は
休学中の計画について話した。

 


そして理由や動機。
話す内容は向こうが驚くばかり。

 

学部の中でも例を
見ないものだからだろう。

 

一通り説明すると最初の質問は
安全性に関することであった。

 

意外と教授たちは
海外の現状をよく知らないらしく
国際課の人が
私が行く地域の
状況説明をして
教授が質問した。

 

『海外は日本と比べて治安が

 悪いけど、そこは大丈夫なの?』

 

『何かあった場合はどうするの?』

 

 

もちろん大丈夫とは言い切れない。
日本の治安が世界で一位なんだから
それより下しかないだろ。
と思いつつ

 

「もちろん、安全性に関しては

 十分考慮しています。」

 

「そのため中東やアフリカ、

 そして外務省が定める

 安全ページで定める

 レベル2以上は行きません。」

と答えた。

 

そのあとは少し具体的な方法や
自分がしてきた過去の経験などで
渡り歩ける自身はあること

 

何か起きてしまう可能性は
十分承知の上で

行くことを伝えた。

 

 

しかし

 

 

『本当に海外の治安の差は

 日本とは違うんだよ。』

 

(私の心:そりゃそうだろ)

 

『たとえ君がそれなりに

 対策していたとしても

 仮に君が事故事件に巻き込まれて

 負傷、最悪死亡したらその時は誰が

 責任や処理をするの?』

 

この手の質問は
メンドクサイと思うが

 

有事が起きる可能性と
対処を考えていないのは
世界一周に行く者としての
自覚がないと思っている。

 

このことについては
予め少し考えていたし
何よりも責任の所在と言うのは
特に日本では重視されること。

 

しかし現実的に
自分が死亡したときなどを
考えると
言葉が少し詰まった。

 

ちょっと自信なさげに私は

 

「何か起きた場合ですが….

 基本的に自己責任と

 考えています。」

 

「そしてそのあと

 処理に関しては自分自身と

 死亡した場合は両親に

 負ってももらいます。」

 

こう答えるしかなかった。
両親は私の旅については
特に物言いをせず

どちらかというと賛成だった。

 

私は正直、責任の所在は
私自身とその両親(保証人)に
あるものだと思っていた。
すると

 

『たとえ、

 君や両親が有事の際に

 責任を取ると言っても

 我々には学生を

 守る義務があります。』

 

 

『そこで今回の

 この自転車旅と言うのは

 君の安全性が保障されず、

 こちらとしては

 休学を受理しにくい。』

 

ん?「受理しにくい」?
つまりは休学が
認められないということ?

マジで!?

 

(学生を守るなんて言ってるけど
 結局は大学側の保身だろ!)

 

色んなブログやTwitterなどで
バックパッカーそして私の様に
自転車で海外を旅するために
休学した学生は結構見てきた。

 

それなりの(建前的な)理由が
あれば
休学と言うのは
受理されるものだと思った。

 

そして続け様に

 

『今回の見たいのは

  前例が無いからねぇ』

 

『君は海外行ったことはあるの?』

 

 

私は世界一周のために
台湾で練習したことがある。

この時は台湾行って
おいてよかったーと思った。

 

「はい。台湾でしたら、

 自転車で一周しています。」

 

教授たちは『なるほど』と
少し頷いたが世界一周で行く
地域と比べて
台湾の治安レベルを
考えれば
まだいい方だ。

 

台湾の誇れる治安レベルが
かえって説得力を下げてしまった。
「海外」と言うだけでは
説得力がたりない。。

 

「安全性」と「(大学の)責任」
この2つが
教授たちの頭を離れなかった。

 

べつに私は大学側に
責任を負ってもらうとも
考えていないし

 

安全性に関してももちろん、
危ないのは承知である。

 

ただし
他の自転車旅行者の記録を見たり、

その人に直接コンタクトを取ったり、

 

海外の情報を頑張って
日訳して読んだりもした。

 

 

繰り返すがもちろん、
安全性は保障できないし

危ないのは確かである。

 

ただし教授たちが
言うほどのものなのか?

 

カザフスタンやウズベキスタン、
ボリビアなど発展途上国ではスグに
外人は金を奪われるのか??

 

教授たちはあまりにも「安全性」に
行き過ぎているような気がした。

 

(いや、自分たちが

 責任を負いたくないだけか。)

 

教授達が海外に行って
強盗に遭った、
事件に巻き込まれた

そういう経験からくる話なら

 

正直説得力もあるし、
こちらも十分理解できる。

 

だたし教授たちは
海外に行ったことはあるが

大都市で行われた
学会に出たぐらいで、

 

私の様に冒険したわけでもない。
私の心配をしてくれていることは
ありがたいが正直なところ、

 

心配と「安全性」の後ろに
隠れている
「責任」が
今回の拒否につながったと

21歳でもわかった。

 

一日目はそんな感じで特に
結論も出ずに終わった。

 

親は賛成していると伝えたが
教授たちは、親が確かに
賛成していることを証明する

誓約書を書いてくるように言った。

 

(なんだよ。結局私のことは

 信用してないか。)

 

(親に内緒か反発して

 旅に行くモノだと

 思われているのか。)

 

「安全性」と「(自分たちの)責任」
結局厄介ごとはご免なのか。

これが大人の事情というものか

 

 

ルートを変えるとか
そうゆう問題ではない

 

れだけでは諦めない。
クラウドファンディングや
この世界一周の準備してきた。

 

当時は
世界一周なんてできるのは
大学生の時ぐらいだと思っていた。

 

特に指摘されたのは
「安全性」

 

中央アジア、トルコ北部など
レベル1の警戒度地域を通ることが
上にとっては懸念なのだと思った。

 

であれば
まだ比較的マシ地域を通るように
ルートを編成すれば
いいのではないか?

 

妥協案的に
このように中央アジアから
東南アジアへ変更する
ルートも作ったりした。

また旅中にどう行動していくか

 

そして
「自分にとっての世界一周」を考えて

教授陣たちが私の熱を
受け取ってくれないかと考えた。

 

当時、送ったメールである。
自分なりの代替案と
旅中の行動について。


 

ここまで読んでくれた
方ならもうわかるかも

知れないが

 

こんなメールを書いても
正直、大学側には
意味はなさなかった。

 

このメールを送っても

「もう一度話した方が

 いいと思ういます。」

 

という内容しか
帰ってこなかった。

 

そして改めて面談をした。
このときは2月中旬。
旅の開始まであと
1月となっていた。

 

面談内容は
1回目とさほど変わらない

 

しかし自分は
何を言われようとも
今年に休学してでも行きたいと
思っていた。

 

そして教授たちは
一度安全性については
置いておいて、

 

なぜ
【大学3年と4年の間に行くか?】
このことについて尋ねてくれた。

 

私的には
今の状況や学業の捉え方
これからの人生について
もう少し広い視点を得てたい。

 

それならばあえて
4年進級前に休学して
「この時期にしかできない」
ことをメインに伝えた。

 

休学して行っておけば
卒業後の空白期間がなくなる
そうすれば院進も就職も
しやすいんじゃないか?

 

奨学金も休学中なら
返還の義務は無いから
親にも負担がかからない。

 

そのような点も踏まえての
4年進級前の休学だった。

 

この時期に決行すること
私が自転車旅に対して持つ
情熱や思い、魅力などを

 

このときは何も言わず
教授たちは聞いてくれた。

 

そして教授の1人が

 

「君は日本各地を自転車で回って

 台湾も一周して

 今度は世界一周なんて

 するような肝が据わったことを

 しているのに」

 

 

「新卒就職や、院進、1,2年間の

 空白期間を恐れるのかい?」

 

その言葉を聞いた私は
自分が「常識」に
焦っていたことに
気づいた

 

このような世界一周とか
旅とかと言うのは
人生の中でも学生の時にしか
できないものという

 

「常識」だった。

 

私は早い時期にできる限り
この世界一周を
したいと思っていた。

 

原因と言うか根本にあったのは
日本のいろんな場所を
旅してみて、
様々な人に出会ったが、

自転車旅をしていることを
伝えると多くの人が
口をそろえて言っていた。

 

「学生の内しかできないからね。」

 

「若いうちしかできないから。」

 

「社会人になるとねーー

 時間ないしねぇ。

 自転車旅なんて

 今しかできないから頑張れ!」

 

その人たちは

 

今しかできないから
有意義に使えよ!
という感じに言っていた
のであろう。

 

勿論その通りだと思った。
ただしこの言葉を聞くたびに
自分の心の中では

「私はいつでも自転車旅に

 行けるような自由な

 生活にしたい。」

 

「社会人ってそんなに時間に、

 自分に窮屈にならないと

 いけないものなのかな?」

 

そう思いつつも
自分の心の中では「世界一周」を

「学生の時期にしかできないもの」として捉えていた。

 

そのために
1年の休学期間を作って
そして【学生】の内に
行こうとしていた。

 

 

しかし
教授の言葉を聞いて
自分で「はっ」とした。

 

自分が世界一周を
時間で大きく縛っていた
ということに気づいた。

 

2回目の話はここで一旦
終わった。

 

安全性の事は一通り
置いておくものとして

 

自分の人生など
長期的な視点で
「世界一周」をなぜ
したいかについて

 

よく考えてほしいと
教授達から言われた。

 

2月の中旬。
建国記念日の連休があったので、
アルバイトは休みをもらって
実家に帰省した。

 

世界一周のことと
今回の会議のことを踏まえ
改めて両親に相談した。

 

 


【休学を拒否された話その2

 

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