こんにちはJuneです。自転車旅ブログ「自転車で旅に行こう」を見て頂きありがとうございます。自転車旅をしていることを初対面の人に話すと興味津々に聞いてくれます。そしてよく聞かれる質問として
「野宿とか一人旅とか怖くないの?」
「なんか大変な目に遭ったことはないの?」
と怖い部分をよく聞かれます。私は犯罪に巻き込まれることはありませんでしたが、怖い目というか心臓に悪い思い出なら何個かあります。このブログでは自転車旅の良さをメインに伝えていますが、今回の記事では
- 自転車旅でやっていて怖かった思い出
- とその対策
について書いていきます!
事故った時(軽微)
人身事故ではありません。ガードレールに突っ込んだことがあります。横浜→京都の400kmのとき、終盤の京都市内の人気のない道路でガードレールにぶつかり、前転したことがあります。原因としては疲れていたことによる前方不注意です。
この時の事故は人、私物を壊したりはしなかったので良かったのですが、たった時速20kmぐらいでもガードレールにぶつかると体が放り投げられます。打撲はするし、道路に擦った皮膚はかなり擦りむけます。
さらに投げられたとき、足が自転車に挟まってしまい抜けずに苦労しました。自転車旅では荷物を多く持っていくが故に自転車がかなりの重量になり、自転車から足を抜くのにも苦労しました。
疲れたら休憩、安全確認
原因は疲れていたこと。それによる前方不注意ただそれだけです。今回は頑丈なガードレールですみましたが、人だったら、たかが自転車でも大惨事です。時速20kmもでていれば十分凶器になりますし、荷物を積んでいればなおさらです。
そして疲れると予想以上に注意散漫になります。自分の実力以上の距離を走ったり、走ることがメインで疲れがたまっているときは運転しないで休憩しましょう。そして食事と風呂をとるなど休息を大切にすれば防げます。
犬に追いかけられたとき
台湾一周していたとき道端で寝ていた犬に追いかけられました。狂犬病とか怖かったので急いでペダルをこぎました。台湾では52年年ぶりに狂犬病を発症した動物が確認された程だったので、心配はなかったかもしれません。しかし吠えられながら、牙をむき出しに走ってこられたらそりゃビビります。
海外で自転車旅するときには犬に注意した方がいいです。日本でも山奥の廃屋近くを通ったりすると偶に出てきます。ペットとしての犬の側面は全くありません。人間を敵かエサとしか見てません。犬に追いかけられた経験ですこし犬嫌いになってしまいました。
野犬に出会ったときの対処を知っておく
野犬に出会った時は
- 背を向けない
- 目を合わせない
- 間合いを取る
- 堂々とする
- 脅ろかさない
が鉄則だそうです。
参照: アメリカ疾病予防管理センター
しかしいきなり出てきた時とか、いつの間にか後ろを取られていた時もあります。私も寝ていた犬を横を素通りしたらいきなり追いかけられました。海外自転車旅勢には野犬を叩くための棒を持っている人も多いらしいです。 石を投げるのもアリらしい。
犬と闘うのは最終手段なので追いかけられたら逃げましょう。
野宿中の足音
治安がかなり良い日本でも野宿は緊張します。野宿になれていない時は足音にかなり敏感になります。本当は葉っぱが風で転がっているのに、足音と勘違いすることもあります。
「めっちゃ近くで足音がする!と思ったら猫だった….」ってこともあります。
夜中にいきなり警備員に呼ばれたときは超ビックリしました。最初の時、一人で野宿するときの不安は結構大きいです。なかなか眠れなかったり、寝付けが悪いことも多いです。
野宿するときは人気のない場所、もしくはキャンプ場
おなじテント泊でもキャンプ場なら全然違います。なぜならキャンプ泊のために管理された場所で寝るんですから、それは安心できます。しかし野宿は誰が来るかも分からない場所で寝るので、色んな不安がついて回ります。
町中の公園や人気のまだある場所で野宿を張るよりも、人気のない場所で野宿をした方が気が楽です。または前述のように少しお金を払ってでも有料のキャンプ場などにした方がお勧めです。
山道での水切れ、食糧切れ
日本は超便利な国ですが山にはいればコンビニはもちろん、自販機すらありません。そんな時に食料と水を切らしたら、下手すると死にます。ですが私は横浜→富士山のときに水を切らし、奥只見に行った時ハンガーノックになりかけました。
横浜→富士山 のときはもう少し先に行けば自販機ぐらいあるだろと思って補給を怠り、奥只見では普通に食料の量を見誤りました。
渇き・飢えが迫り、意識が朦朧とします。そして死んでしまうのではないか、という不安もよぎります。ある意味日本では貴重な経験かもしれませんが、かなり怖い思い出です。
食料と水は余分に。山は地形に注意
一人行く場合、水・食料(エイド)を切らしたら誰も助けてくれません。夏場ならば1時間で1L消費すると試算していいです。平地や主要道路沿いであればコンビニや自販機で何とかなりますが、山の場合はそうはなりません。特に下のような図の地形には注意が必要です。
山の途中なら下山すれば問題ありません。諦めるのは悔しいですが水・食料を切らした状態で走るのは危険です。おとなしく下り坂で降りればいいですが、途中が谷になっていたり、容易に山から脱出できない「進も地獄、帰るも地獄」な状態になってしまいます。
これは私が奥只見という場所に行った時の写真です。1枚目はこれから下り坂なのに、向かい側に急な斜面がありますし、2枚目は出口の町までもう一つ山があります。
この地図の様に赤丸の場所は峠や谷が多い箇所です。こんな場所行く人は殆どいないと思いますが、奥只見で食料を切らした時は結構焦りました。日帰りライドでも水は余分目に持っていくことをお勧めします。
もしもトラブった時は
以上が私が自転車旅をしてきたうえで得た怖い話です。今となっては話の種ですが、当時の自分の心境を辿るとかなり怖かったと感じています。もしもこのような状況に陥ってしまったときは、とにかく冷静になることです。そして無理はせず潔く撤退しましょう。
こんな失敗や怖い思いのお陰で度胸がついた事もありますが、基本的には避けた方が賢明です。特に水を切らしたりなんてことは生死にかかわりかねません。
あなたにはぜひ楽しい自転車旅をしてもらうために、私がやらかした失敗や経験を参考にしてください!このブログでは装備や自転車選びなども書いてあるのでぜひ見てください!!
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