100㎞を走って全く知らない土地へいこう
こんにちはJuneです。
前回は50~70km程の
中距離ライドについて
書きました。
そして今回はついに
自転車旅の1日当たりの
走行距離である
100㎞に挑戦するために
必要な情報をお伝えします。
といっても100㎞走は
さほど難しいものでは
ありません。
一番重要なのは100㎞を走りぬく!
という強い意志と道中を楽しむ
ことです!
ではまずは100㎞という距離に
ついてお伝えします。
100㎞は一日必要
100㎞を自転車で走る
と言われて想像はできますか?
場所的には
東京中心で
北は宇都宮(栃木)
東は銚子(千葉)
西は甲府(山梨)
南は熱海・箱根(神奈川)
ここまでいけます。
2県はまたぐことが
できる距離になり、
普通は特急列車や
高速を使って行く距離に
なります。
時間で言うと時速20kmだと
単純には5時間ですが
自転車での実走では
交通量、休憩などを
考えると大体
8時間は必要です。
朝の8時に出て、
午後3時頃につく
感じです。
普通に考えらたかなり
遠い距離になります。
イメージとしては、
一日で箱根駅伝の
往路を貴方はサイクリングしに
行きます。
丸一日かかり、さらに
どんどん自宅から遠くなるので
トラブル対処や
帰りの輪行術を習得する
必要があります。そして
技術の他にもルートの練り方も
一工夫必要になります。
マイマップを作ろう
100㎞走るとなると
細かい道まで覚える
ことはできないので
何かのアプリなどで道や
スポットをメモする必要が
あります。
そのルートアプリで私がお勧め
するのはお馴染み
「GoogleMap」です。
GoogleMapは無料なのに
情報と機能がいいので
重宝します。
GoogleMapの
「マイマップ」という自分用の
地図が作れる機能があるので
それを使いましょう。
(マイマップの利用には
Googleアカウントが必要)
1.メニュー>マイプレイス を選ぶ
2.ラベル付き > マイマップ > 地図を作成
3.これが作成画面です。
この画面でラインを引いたり
スポットを登録して
自分だけのマップを作る
ことができます。
今回の記事ではマイマップの
使い方は載せていないので
詳しくはこちら↓
>>マイマップの使い方
(作成中)
他にもルートラボなどや
中には人は紙地図を用意したり
する人もいます。
このようにしてまずはルートを
メモするものを用意しましょう。
ただしルートを立てる上で
考慮してほしいことが
あります。
ルートを立てる時の注意点
ルートを立てる時に
ただ単に出発地と
目的地を直線的に
結ぶだけでなく
・通る道の交通量が多すぎないか?
・その道は本当に通れるのか?
・本当にそこは近道なのか?
・いざというときに撤退できるか?
・補給地点はあるか?
この5つを意識すると
長距離でも心地良い
サイクリングができます。
通る道の交通量が多すぎないか?
日本道路はとても優秀で
主要都市間の道は綺麗に
舗装されています。
しかし車優先の道路で
作られているので狭いくせに
交通量は多いという道路が
時折でてきます。
これらを判別するのは
とても難しいですが
基本的に1,2桁の国道は
交通量が多いです。
3桁国道、県道は
比較的交通量が少なく
スムーズに進めます。
しかし交通量が少ない
道路は坂が多かったり
複雑な道になっていたり
案内が不十分なことがあり
最初の内は迷いやすい
というデメリットが
あります。
主要国道は交通量が
多いですが青看板が
きちんとあり迷うことは
殆どないでしょう。
整備もきちんと
されているので
走行自体は楽です。
交通量か路面性能か
行きやすさか。どれを
取るかはあなた次第です。
私は交通量の少なさを
優先します。
対策
GoogleMapの交通量レビューと
ストリートビューを見てみる。
「マックスマップル」などの
道路情報誌を買ってみる。
その道は本当に通れるのか?
そのままの意味です。
つまり崩落などで
その道が通行止めになって
要るかないかを調べることです。
主要な国道はあまりないですが
山中の道を通るときなどは
偶に工事などで通れない
道が存在します。
中には雁坂トンネルみたいに
自転車が通れないトンネルが
あったり
当たり前ですが高速道路や
1桁道路の自動車道なども
自転車は入れず遠回り..
ということもあります。
さらに11~5月では
冬期閉鎖で通れない山道も
存在するのでそこも気を
付けましょう。
対策
峠と道路情報を集める。
「~~号 通行止め」
と調べれば出てくる。
本当にそこは近道なのか?
最初後にありがちな
ミスとして地図で山道を
見て何か行けそうな気がする
と思って行ってみると
勾配がきつくて
何もない山道だった
という時があります。
初心者の内では山道での
速度計算と勾配の
感覚が分からないことと
地図上で山道をみても
それほど辛くなさそうと
見えてしまうことが原因です。
急峻な山が多く、ごつごつした
伊豆半島ですが通常表示では
このように平坦ぽく見えます。
そしてレイヤーである
『地形』をクリックします。
すると平坦ぽくみえた
伊豆半島の山々が
強調表示されます。
本来の伊豆はこんな感じで
ごつごつしています。
つまり坂が多くて初心者は
苦労します。
私も最初の頃に
この地図上だけの理論で
近道と思ったらとんでもない
山道だったことがあります。
横浜→山中湖(山梨)で
赤丸の地点にいた時
山中湖に行くなら赤矢印の
方が近いのでは?
そう思い青のルートでなく
赤のルートで行きました。
しかし実際行ってみると
こんな↓急斜面ばかりの
激坂だったのです。
結局峠は1156mで
死ぬほど疲れました。
改めて地形レイヤーで
確認してみると…
等高線はかなり詰まって
(=坂が急)
高さもかなりあります。
つまりこの時は
青線を通った方が
賢明でした。
初心者の内に
とんでもない坂を通ると
嫌になってしまったり
そこでトラブルが起きると
さらにトラウマになってしまう
可能性があるので最初は
そのような道は避けた方がいいです。
(私は水が無くなってしまいました。)
ですが坂が好きな人とか
チャレンジしたい人はしっかり
準備すればいい思い出になりますよ!
対策
地形レイヤーをONにして
斜度や高度を確かめる。
峠を検索をかけて見る。
いざというときに撤退できるか?
100㎞はきっと多くの人が
達成できると思いますが
中には途中に怪我したり
どうしようもないメカトラブルで
撤退しないと
いけない場合があります。
そのためスグに街へ
抜けれるルート、
鉄道で帰れる道など
数十km走れば帰宅できる
エスケープルートを
作っておくと
イザというとき安心です。
自転車保険の中には
ロードサービスが付いている
物もあるのでそれを利用して
見るのもいいでしょう。
補給地点はあるか?
日本なら北海道以外は
さほど心配はないと思います。
しかし山道を通るのであれば
補給は気を付けてください!
自販機は予想以上にないです。
20㎞間にコンビニやドライブイン
中心街があるような目安で
大丈夫です。
自転車は予想以上に
エネルギーと水分を使用します。
適度な水の備蓄と
補給食は持っておきましょう。
休憩と走行ペースを大切に
100㎞を確実に達成するコツは
休憩と走行ペースです。
20㎞が大体1時間かかる
事を踏まえれば
20km or 1時間ごとの
休憩がお勧めです。
そしてペースは
平地時速18~20㎞を
意識して走ると丁度いいです。
水分補給は停車ごとに
少しずつ、または
時間を決めて飲むのも
お勧めです。
休憩ではボルトの
水残量を確認して
小腹が空いていたら
何か食べましょう!
景色休憩でも結構です
疲れる前に休む
喉が乾く前に飲む
腹がなる前に入れておく
ちょっとずつの休憩と
補給、走行ペースを
維持すればだれでも
100㎞は走り切れます。
ご当地を味わおう
100㎞行けばあなたが
知らない土地に行くことが
できます。
自転車旅は走る
だけでなく途中通る
地域の小さな魅力に
気づくことができます。
特にその魅力を感じるのが
【食べ物】です。
その土地でしか味わえない
そこの店しか出せない
デザートや食事を
サイクリングで減らした腹に
ぶちこんでやりましょう!!
あまりお金をケチらないことが
楽しむコツです。
(これは補給だと言い訳を心につくろう)
あらかじめ調べておいても
いいでしょう。
サイクリングと地域と
食事の相性はばっちりです!
輪行で帰ってみよう!
輪行の詳しい方法は
こちらの記事にまとめて
載せてあります。
片道100㎞となると
もし帰りも自走なら
泊りがけでもう一日
必要となります。
日帰りで200㎞は
相当慣れていなと
かなりきつい距離です。
始めの内の無理な旅は
予想外の事故を起こし
かねません。
しかし遠出の場合には
輪行をすることで
あなたの旅がもっと広がり
柔軟になります。
そして今回初めて
工具を持って
初めて自転車を
ばらす人も多いのでは
ないでしょうか??
しかしこの輪行は
自転車旅には必須で、
これができれば帰り道の
分の時間を抜かせられます。
現地での輪行に
心配があれば家で一回ばらして
組み立てる練習を
しておきましょう。
やってみよう!!
1.
輪行を考えているなら
輪行の記事を見たり
本で調べてりして
練習してみよう。
また必要な備品を買おう!
(輪行には必須の道具があります)
2.
ルートを気を付けながら
決めてみよう
基本的にはあなたの
行きたいところですが
道選びで長距離
サイクリングの景色は
大きく変わります。
良い道路をさがして
見ましょう。
帰りの交通手段、
電車のダイヤも確認
しておきましょう。
3.
自転車を点検
「またかよ」と思わず
ライド前は必ず簡易的にも
チェックしましょう。
点検が旅のトラブルを防ぎ、
愛車を長持ちさせます。
4.
早く寝よう
初心者ならば
7,8時とあたりの
早めの時間帯にでれば
夕方には目的地につきます。
100㎞は誰でも行けると
言えどもハードな部分も
あります。万全な体調で
挑みましょう。
5.
ドキドキをわすれない
行きたい場所に行く興奮
100㎞というチャレンジを
する挑戦心と
距離に乗じて大きくなる
若干の不安
初心の頃しか味わえない
貴重な気持ちです。
日記を書いたりとか
SNSで共有してみよう。
100㎞達成したら..!
この記事を読んで
100㎞を走ってみて
無事に帰ってこれたら
次の記事を読んでみて
ください。
次は宿泊施設に
泊りがけで200~300㎞の
ライドについて述べています。
あなたはこれまでの人生で
自力で300㎞走った
ことはありますか?
100㎞な数日間走ると
見えてくるまだ知らない
世界が見えてきます。
次
泊りがけで200㎞以上を走ってみよう。
ここから自転車旅が始まる。
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