こんにちはJuneです。自転車旅をする人は旅費の節約のためにキャンプをすることが多いと思います。キャンプで寝るとなれば、大体の人はテントを思い浮かべると思います。私も自転車旅をして5年間ほとんどテントを使用してきました。
中華テントからモンベル の山岳テントを使用してますが、テントは「全体的に持っていくものが多くてかさばる」という短所があることに気付きました。
そこでTwitterとかで調べているうちにテントでキャンプをする人も多いというのを聞きました。確かに木さえあれば寝床は確保できて、屋根としてタープを張れば雨でも過ごせるのでこれはいい!と思って早速購入しました。
今回の記事では自転車旅においてのハンモック 泊のメリット・デメリットをテント泊と比べて書いていこうと思います。
比較するハンモック とテント
今回使用するハンモック はこの「Hennessy jungle expedition zip (ヘネシー ジャングルエクスペディション)」という3万もするハンモック です。
蚊帳付きハンモック に加えて、バンド、タープ、スネークスキン(収納用の袋)が予めついています。軍用にも使われているらしいです。売り切れている箇所が多かったので本社のサイトから英語を翻訳しながら直接購入しました。
対してテントはモンベル の「ステラリッジテント2型」を使用します。
ハンモック で感じたメリット
必要なものが一袋におさまる
ハンモック を使ってまず感じたのは「総体積」がテントより小さくてかさばらないことです。ハンモック で寝るためには以下の道具が必要です。
- ハンモック 本体
- 木に結ぶバンド
- タープ(雨対策)
- ペグ
- カラビナ(必須ではない。あると便利)
- マット(底冷えが気になる場合)
- グランドシート(荷物をおく場合)
これがあれば夏場であれば寝袋と木があれば大丈夫です。対してテントの場合、
- テント本体
- ポール
- フライシート(必須ではないが、あった方がいい)
- グランドシート(必須ではないが、あった方がいい)
- テントマット
- ペグ
- タープ(テント本体が雨に濡れたくないなら必要)
が必要となります。これら必要なものを合わせて比較写真を作ると以下の通りです。
テントとハンモック どちらもエアーマット・グラウンドシート・ペグは使用するものとして、今回は除外しました。必要なものだけを並べるとこんな感じです。テントも優秀なので体積的にはあまり変わりませんが、必要なものが一袋に収まってかさばりづらく、管理もしやすいです。
山岳テントを使用する前の中華テントと比べるとこんな感じなので、一般のものと比べればハンモック の体積は比較して小さいと思います。
設営・撤収が早い
ハンモック はテントに比べて設営と撤収が容易です。撤収においては底面やフライシートの間が結露で濡れるということがないので早いです。設営においてはカラビナ用いることで、木とロープの調整を行えるので早いです。
さらにヘネシー ハンモック の場合、スネークスキンというものを使用することでこのように収納できます。
あとはこれをクルクル巻いて袋にしまいます。次回からは木に結びつけたらスキンを引っ張れば、テープとハンモック 本体が現れます。設営・撤収の速さはテントよりかなり勝ります。
対してテントは設営はまだ簡単にしろ、撤収が特に面倒です。雨が降ると濡れたテントを乾燥させるのにも時間がかかりますし、山岳テントのような中にポールを通すものの場合は特に時間がかかります。
地面の状態に影響しない
ハンモック は高床なので地面の状況に影響されません。地面がぬかるんでいても、石だらけ、木だらけ、斜めっていてもいつでも同じ寝心地を確保できます。地面からの結露を防ぐこともできます。
キャンプによっては地面の状態が一定でなく、また水平・平坦な箇所を探すのも苦労する時があります。地面の状態は寝心地に大きく影響するので、それを気にすることがないのはハンモック の大きなメリットです。
急斜面の山中やジャングルなど、木が多いがテントを張るスペースが少ないフィールドではかなり活躍します。
ハンモックのデメリット
総重量がテントより重い
ハンモック は総体積は少なくて済むのですが、テント一式より重くなりがちです。ヘネシー は実は軍用というのもあるので比較的重いのですが、それでもハンモック一式とテント一式では総重量は山岳テント一式の方が軽いです。自転車旅は重量の影響が大きいので、重いのが嫌な人は結構気になると思います。
木がないとだめ
5Mほど離れた二本の丈夫な木が設営には必要です。もしない場合は出来の悪いシュラフとなります。河川敷や平野など木がないフィールドやそのようなキャンプ場での使用は難しいです。下手に弱い柱で張ると、いきなり落下したりするので危険です。
プライベート空間が少ない、密閉できない
基本的にタープで屋根と壁をつくりますが、完全にハンモック 内部を隠すことは難しいです。なので着替えとかは意外と苦労します。私も下着を変えるとき、隠れるように寝た姿勢で上手く変えましたが、結構ハンモック が揺れたりして大変でした。
そして荷物はグラウンドシートにおくことになります。ハンモック 内部には小物入れはあるのですが、大方の荷物は外のハンモック直下におきます。以下のような感じです。
他の対策としてはグランドシートも張って、収納する方法もあるそうです。袋を入れて、木につるすというのもアリかもしれません。ちなみに荷物を外に置く場合、食料品は密閉しないとアリに侵食されます。。私はそれでひどい目に遭いました。
ハンモック を入れた自転車はどんな感じ?
このハンモック を使用した「五能・白神山地編」ではバイクパッキング形式になり、学生の露に比べてかなりスマートにしました。ハンモック は下図のサドルバックに丸々入っています。
テント一式と比べて体積をとらないので、サドルバック一つかフロントフォークに固定すれば運ぶことができます。(最初はフロントフォークにつけていたが、弱くてプルプルしていたのでサドルバックに移動)
総評
テントVSハンモック ですが日本のサイクリングであれば山岳テントでいいかなー?と思っています。まだ、ハンモック 使ったのが1回目なのでなんとも言えないですが、今のところテントの方が過ごしやすい上に、様々な環境に柔軟に対応できるからです。
しばらくハンモック を使ってみて自転車旅における、テントVSハンモック をしばらく試してみようと思います。
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