自転車旅の装備紹介 オプションパーツ編

装備

装備紹介
~オプションパーツ編~

 こんにちは、いちいです。ここでは自転車旅で必要なオプションパーツの紹介をしたいと思います。バックやキャリアといった自転車旅でメインの道具、ライトやスタンドなど普段のサイクリングにも使うものがあります。ブランドや人によっても差がありますので、参考程度に。

 

No.1:サイドバック(大型バック類

 必要度★★★★★
写真の自転車の前輪・後輪についているバックのことを、サイドバックといいます。前輪側をフロントバック、後輪側をリアバックとも言います。専用の物では自転車の荷台に付けられ、
走行中に落ちないように固定具が付いています。バックパックでは入りきらない、多くの荷物を入れることができるので自転車旅には必要です。まあ、自転車旅といったらサイドバックをぶら下げているのが通です。

 

 販売メーカーが幾つかあり、大きさ、丈夫さ、性能、固定具、価格など大きく異なります。多くのサイドバックは非防水で、カバーで覆うタイプが多いですが、私のモンベルドライサイドバックは完全防水です。フロントは小型で、リア(後ろ)は大きめのバックになっています。

 

 旅をしているとサイドバックは防水がおススメです。カバーをかけずに済むし、晴れた日でも濡れた路面や、水たまりの跳ねによる浸水が防げます。なにより中身を水から守りたいので、私は防水にしました。安いもので4千、上では2万ぐらいします。

 

 タイプが2種類ほど分かれており、固定具がついて一つの袋になっていて、その中に自由にモノを入れるタイプ(私のモンベルのバックがそう。)もう一つは、ポケットが付いていたり、入れる場所が分けられるタイプがあります。右のこの前まで使っていたバックはそれです。ただし防水でないので、モンベルのに買い換えました。

各タイプにそれほど大きな差はないですが、一つ袋タイプはシンプルで、詰め方次第でモノを多く詰められ、大容量系のサドルバックは一つ袋になっているものが多いです。しかし、下の方の荷物が取り出しづらいのがデメリットです。

 ポケットが多くついているタイプは、モノの出し入れと整理がしやすいです。防水のポケットタイプもあると思います。これのデメリットは各部屋が小さいめなので、小物ならともかく、大きなものは入れずらい事。そして詰めすぎると横にパンパンに広がります。サイドバックを購入すれば荷物を多く運べるようになります。購入に際にはそのバックが自身の荷台(キャリア)に取り付けられるかを確かめて購入した方がいいです。

 

No.2:キャリア(荷台)

必要度★★★★★ 

 キャリアとは荷台のこと。ママチャリでもよく後輪についています。名の通り荷物を載せることができます。前述のサイドバックもこの荷台に付けることで、荷物を運びます。後輪に付けるのが基本ですが、もっと多くの荷物を付けたいとか、後輪の負担を減らすためなど、前輪にもキャリアを付けることもできます。(上:リアキャリア 下:フロントキャリア)

 キャリアは、丈夫さを選んだ方が良いです。北海道一周では後輪キャリアにのっけた荷物の総重量は10kg以上でした。そこそこの負担を21日間×10時間以上、走行中の振動にも耐えて荷物を支えています。もちろん、キャリアには大きな負担が掛かり、弱いものだとすぐに振動と重さでポッキンしてします。大荷物派なら鉄製などの丈夫で、耐荷重が大きいものを選ぶといいです。ちなみに鉄製だと折れても鉄工所で溶接修理ができるらしい。

 

 そして、キャリアを買う際に最も気を付けなければならないこと、それは…自転車に取り付けられるかどうかです。「自転車旅に適した自転車は何か」でも話していましたが、すべてのキャリアが今持っているの自転車に付けられるとは限りません(その逆もしかり)

 自転車店の人も、「キャリアの取り付けは本当に苦労しますね。なかなか各自転車にあうキャリアが見つからない。キャリアの取り付けに2時間奮闘したことがありますよ(笑)」と言っていたほど、互換性や取り付けに制限があるものが多いです。私もクロスで使っていたキャリアをランドナーに付けようと思ったら、なかなか取り付けられず、仕方なくホームセンターで金具を買い、組み合わせて取り付けました。

 なのでキャリアを買うときは自転車店の人と相談して、どのキャリアが合うかを調べたほうがいいです。通販で適当に買って、「全然はまんないじゃん!」ってことにならないように。中には鉄工所でオーダーメイドキャリアを依頼する人もいるらしいです。もしかしたらそっちの方が安上がりのうえ、確実かもしれないです。

 

 

No.3:ライト

必要度★★★★★
最近、無灯火ではしる自転車野郎がいるので言っておきます。夜間、点灯が必要な場所での無灯火は道路交通法違反です!!!
(参考に→http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/rule.html
免許とった人ならわかりますよね。ライトは単に明かりを得るものだけではありません。相手からここに自転車がいるよーと存在を知らせる役割も持っています。安全のためにもライトは安くてもいいので取り付けましょう。

 私のライトはCateye Volt200というバッテリー充電式のライトです。防水性を兼ね備えています。(電源接続部はゴムでカバー)土砂降りでも大丈夫です。そして、このライトは高出力にすると車並みの照度で照らせます。いつもは低出力ですが、かなり強いです。欠点は点灯時間が高出力で2時間、低出力で5時間しかもたないこと。夜間は、疲れ、北海道では野生動物、海外では治安のこともあり、あまり私は日没後は走りません。なのでライトを使う機会はほとんどないですが、日没後に目的地に着くときもあるし、トンネルもはいることもあり、何よりライトは付けるのが義務なのでつけてます

 

ライトは2,000~10,000円ぐらいで買えます。Cateye Volt200は5000円ぐらいしました。夜には走らないという人は乾電池式の安めの物でも十分です。長期間の旅なら防水お勧めです。

 

No.4:速度計

必要度★★☆☆☆
 速度計があるとその日のペースを知ることができて、旅のルート計画がしやすくなります。地図などから距離、時計から時間を知ることで速さなど算出できますが、速度計があると走行時間、走行距離、平均速度、最高速度、積算距離、中には獲得標高や消費カロリーまで計算してくれるものもあります。自分の能力をデータ化することで適切なルート計画を練りやすくなります。距離を知れば20kmごとに休憩とかもしやすく、目的地までの距離もすぐに計算できます。

 

 私のはそれほど高性能ではなく車輪の半径と回転数で速度、距離を計算しています。それでも、ダウンヒルとかで「いま時速40だあぁぁーー」と速度がわかるのも楽しいです。しかし、値段はこれでも10,000円近くしたので、速度計はお金に余裕があれば買うレベルでいいと思います。
余談ですが私のは、なぜかトンネルに入るとたまに最高時速90kmを記録されるバグが起きます(笑)

 

No.5:ボトルホルダーとボトル

 
必要度★★★★☆
 一般のサイクリングやロードレースでも使用され、自転車についてる水筒みたいなやつと、それを取り付けておくホルダーです。オプションパーツなので自転車とは別で買います。たいていの自転車にはこのホルダーを付けるためのタボ穴とネジがダウンチューブ(ハンドル部分とペダル部分をつなげている斜めのフレーム)についてあります。走行中でも屈んで手を伸ばせば届く距離にホルダーはついています

 

 サイクリングはハードなスポーツです。しかし距離あたりの体の負担が小さいのでスイスイと進めます。しかし、20,50,100kmそれも晴れた日の中ずっとこぐとかなりの汗もでて、水分も飛んでいきます。なのでこまめな水分補給が大切です。べつに水筒やペットボトルをリュックにいれといて、その都度とってもいいですが….面倒です。サイクリングするとわかります。信号で止っている間に飲もうとしてリュックから取り出していたら、青になったり、飲みむために停車したり。

 

 ホルダーは500~1,500円ぐらいでボトルも1,000~5,000円ぐらいであり、便利さに対して価格が安いので、つけることをかなりおススメします。


No.6:泥除け

必要度★★★☆☆
泥除けは雨中や、濡れた路面を走る際にタイヤが巻き上げる飛び水が、背中やフレームにかからないようにするオプションパーツです。雨の中走ることはないですが、自転車旅やブルぺでは日程の都合
や時間どの理由で雨でも走らざるえない時、雨が降った後で路面が濡れている場合があります。その時に嫌な思いをしないように、これを付けます。

 

速度があり、水の量が多いほど、ホイールは多く水を巻き上げます。右下の図のように、水は接線方向に飛んでいき、後輪からは背中に直でかかる軌道もあります泥除けはこれらの殆どをカバーするもの(ママチャリみたいな感じの)と背中にかかるのだけカバーするものもあります。

キャリアをつけると泥除けがつけにくいこともあるので、泥除けも買う予定なら、キャリアを買うときに取り付けられるか確認してみるといいです。ちなみに、ランドナーにはたいてい最初から泥除けが付いてる上に、キャリアも取り付けやすい設計になっています。

 

 

No.7:スタンド

必要度★★★☆☆

生物の生命エネルギーと精神エネルギーが具現化したもの。幽波紋とも呼ばれている。上の説明は違うぞ。知ってると思うが、自転車を自立させるためのオプションパーツです。。。

スタンドを付けると停めた時に、車体の重さが接続部のフレームにのしかかるという理由で付けたがらない人も結構います。確かに以前のクロスはスタンドが付いていた場所の塗装がはがれていた。それが嫌な場合、ゴムパッドみたいな緩衝材が付いているスタンドを買うと良いです。


用途は….自転車を立たせるため。。大抵、停車するときは壁によっかからせて立て掛けるので、あまり使わないが、壁がいないとこ、利用できない、一時的に安定して立たせる必要があるときに便利。ただし荷物を載せた自転車を立たせるとき、半端じゃない圧がスタンドにかかってポッキンすることもあるので気を付けよう。

 

NO.8:ビンディングペダルとシューズ

必要度★★★☆☆
ビンディングペダルは、専用のシューズについている金具(クリート)を嚙合わせることで、足をペダルに固定するペダルとシューズです。写真はマルチタイプのビンディングペダル(上)とシューズです(下)。シューズの底面に金具(クリート)がついていて、クリートをペダルの金具が挟むようにして、足を固定します。はめるとき”パチン”と音がします。よく、ロード乗っている人とかの近くで、ペダルから”パチン”と音がしますが、あれはシューズとペダルを固定している音です。

 ビンディングの利点はなにより、足が固定されるので、押し足だけでなく引き足も使うことが出来ます。なので非常に効率よくこげます。足が固定されるからとっさの時に地面に足が付けられないのが怖いと思う人は多いと思いますが、ビンディングは、足をひねれば簡単に外れます。そしてシューズの底面に金具がついているので歩きにくいシューズもありますが、私のは写真のとおり、凹みに金具がついているので、普通の靴のように歩くことが出来ます。床が硬いときジャリジャリ言いますけどね(笑)

 

 私もかつてはトークリップペダルというのを使っていました。それも引き足を少し使うことが出来ましたが、ビンディングにしてからは、平地での平均速度が上がり、坂が登りやすくなりました。ペダルを「踏み込む」のではなく、「回転させる」こぎ方に代わりました。もちろん普通のペダルでも、トークリップでもできないことはないですが、膝の負担やペダリング効率を考えるとビンディングが一番です。

 

 値段は普通のペダルより高いです。ペダル+シューズ合わせて6,000~良いもので20,000ぐらいします。資金に余裕があり場合もしくは、何回か旅してみた後に検討すると良いでしょう。

 

No.9 ヘッドポーチ

必要度★★☆☆☆
 モンベルのヘッドポーチ。トップチューブにつけます。手に届く距離なのでスマホを入れておくのに便利です。このトップチューブにはスマホを入れるスペースがあって、ビニールの上から操作できます。停車時にルートを確認するときに使えます。運転中のスマホ操作は違法なのでやめましょう。

格納スペースはありますが、なかなか入りづらいうえに、コンビニ行くときとかに取り出すのが面倒なので私は、リュックのサイドポケットに入れておきます。もしくはヘッドポーチの広いポケットの方に入れています。スマホ以外にも、サドルバックの代わりとして、小物類(鍵、ライト、速度計)を入れておきます。3000円ぐらいですが、あったら便利な程度です。

 

以上が自転車に直接つけるオプションパーツ編です。自転車旅装備の参考になっていただければ幸いです。つぎは自転車工具・用品について紹介します。

次→自転車工具・用品

 

 

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