上高地に行こう!3日目 山中疾走

またもや朝日で目が覚める。目覚ましがなる前に起きることができた。起きた時、思った
「さむっ!」
夏なのにー!とか思っていたが山の中だからなのか、今持っている寝袋(夏用)では寒かった。あまり記憶がないが、夜中寒くて目が覚めたような、無いような、とりあえず寒かった。念のためと半袖・半パンで泣く、上下長で寝たのが不幸中の幸いだったのかもしれない。夏に凍死なんてシャレにならない。

今日は午前中に塩尻に向かい、コインランドリーで洗濯、13時には上高地に向かい17時には着く予定。早いものでもう3日目。膝の痛みは温泉のおかげなのか、軽減されていた。買っておいた朝食のパンを食べて、荷物をまとめて、ストレッチしていると、昨日のおっさんが来てくれた。

おっさん「ここで寝たのかいw?」
私「そうですw最初は屋内のトイレ前で寝ようかなと思ったんですが、人が通るので止めました。」
お「寒くなかったかい?」
私「寒かったです。凍死しなくてよかったです。」
たわいもない会話をして、塩尻に行くことを伝え別れた。またどこかで会えたらいいな…一期一会、これも旅の魅力!走って数キロ、「名前ぐらい聞いておけばよかった」と思った。とりあえず、蔦木で会ったので、「蔦木のおっさん」としておく。このブログ見ていたてくれたら、あの時2016年9月に蔦木宿の休憩所で会った、青年です。おっさんって呼んですみません。( ´∀` )

朝の交通量の少ない時間を狙い、20号を北上。富士見、茅野、諏訪を通り、塩尻峠に近づく。膝の痛みが発症しないように休憩を多めにして、ストレッチ。漕ぎ方も蟹股にならないように気を付けた。
塩尻峠は漕がないで、歩道を押して上った。後半に上高地の坂坂が待ち構えているので、膝を温存しておく。

峠に着いたので振り返ると

 

 

 

 

 

 

 

見にくいが、諏訪湖だ!今年ブームになった「君の名は。」にも出てくる。そういえば君の名は。は信州がモデルみたいだから、地味に聖地を回っていることになるな。

坂道を下り、塩尻市に入る!交通の要衝地であってか、それなりに大きな街である。コインランドリーもすぐ見つかり、洗濯の合間にマック(充電を兼ねる)で昼食をとる。マックの様な充電してくれるお店があると、我々のような貧乏旅行者には嬉しい。ずぅぅと居るのも迷惑なので、30分ほどで退散。充電も十分できましたありがとうございます。まだ洗濯は終わらないので、近くの100均に行き、とりあえず上高地のキャンプに向けて何か買っておく。食料品、水、そして膝サポーターと空気枕を手に入れた!膝サポーターは簡易なものであるが、つけると膝が楽になった。今後の旅の共になりそうだ。枕はずっと衣服入れを使っていたが、すこし使い心地が悪かったので空気を入れて枕にする奴を購入。より安眠できそう。

洗濯が終わり、13時になる。これから50km先の上高地へと向かう。上高地へ向かう最中、南には日本アルプスの山々が広がっていた。深い緑、照り付ける太陽と、青い空が信州の美しさを際立てていた。

塩尻から北西に向かうと、国道158号にぶつかり、その道路に沿ってゆくと上高地に着くことができる。158号は長野県松本市から、乗鞍、高山を経て、福井県福井市までつながっている道路。中部の山々を突っ切る道路である。上高地に向かう山道なので、もちろん坂である。この区間を通るにあたり、私が一番怖いのはトンネルとダンプだ。富士山編でも、トンネルは苦手であった。1回ぐらいならいいが、地図を拡大して頂けるとわかるが、トンネルが多い。新島々駅(松本電鉄上高地線:終点)から上高地まで数えて、15箇所以上はある!最恐と呼ばれる「釜トンネル」、昭和期に作られた古くて狭いトンネルが、上高地編最後の難関だ…

とりあず時間も迫っているので、進む。早速綺麗な川が見れた。すると早速トンネル!坂Xトンネルはきつい…そして、古いトンネルには路側がないので、車が来る前に急いでトンネルを抜ける!しかし、夏であるのか観光バスが多く、また上流部で工事をやっているのか、ダンプカーも結構通る(´Д`;;)

トンネル前に待機 → 車の流れが途切れる → 急いでトンネルを抜ける → 進む → トンネル前に待機..というのを繰り返す。
そして、「入山隧道」という恐ろしいトンネルが待ち受けていた…
路側なしX若干坂X距離300m弱X暗いXトンネル内に分岐があるというとんでもないトンネルであった。さらに車の流れが途切れたと思いきや、ダンプが接近!すさまじい轟音がトンネル内に響きわたる。恐怖でペダルを漕ぐ!!膝のことなど忘れ、坂道・クロスバイクX大荷物でも時速30kmだせた笑
トンネルを抜けると…

梓湖にある、奈川渡ダムがあった。こうゆう所に行く性なのか、ダムのような巨大建造物とかみると若干興奮して、写真撮りたくなる。なんかすごいよねダムって!少し休憩。100均で買ったクッキーを食べ、膝のマッサージをする。進む先には….トンネル!まだまだ試練は続く・・・

このダムを越えてから、ながーいトンネル(最低800m~1000m以上)が多い。後ろから来る、観光バスとダンプの轟音が怖い。雨とトンネルは好きになれないなぁ.. そして、予想した通り工事をしている区間があった。小さい自転車は1車線で規制中でも、コーンの内側に入れてもらえて、ラッキーであった。
斜度が10%の区間がちらほら出てくる。無理して漕ぐと膝が爆発するので、坂がきついときは押して歩いた。膝はトンネルのために温存しておいた。トンネルの中にも比較的新しいトンネルが幾つかあり、新しいのには端に歩道..のような台があるので、そこを押して歩いた。砂があり、よく見ると自転車のタイヤの跡であった。先人たちの軌跡に励まされた。

工夫しながら時間をかけて登ってゆく。途中で辛くなり、引き返そうとも思ったがここまで来て、帰るのは勿体ない。上高地まで登りきるぞ!と膝に言い聞かせた。15時半をまわり少し焦りが出てきた。夜は危険だから18時になる前に上高地か、引き返して松本に降りなければならない。ただでさえ危険なこの道路を夜わたるのは危険すぎる。しかし、16時でのこり15km。上高地へ行くことにした。最悪、降りるのならば下り坂なので大丈夫だろうと思っていた。

夕暮れが近づくにつれ、鈴虫たちが鳴き始めた。私はひぐらしの鳴く声が特に好きだが、今の状況では日暮れを伝える虫は私を焦らせた。16時すぎ、ついに最後の難関「釜トンネル」に到着。あたりも上高地らしく、清流が流れていた。

川底が見える!さらにエメラルドグリーンにも見える。非常にきれいな水だ。あたり一帯が環境保護区に指定されている理由もわかる。ちなみに環境保護のため、上高地(正確には釜トンネルより先)にはマイカーで入ることができない。麓で低公害観光バスもしくは、タクシーに乗り換える。または、釜トンネルまでどこかの駐車場に車を駐車して、バス・タクシーで上高地に入らならければならない。しかし自転車と徒歩はそのまま入れるけどね。

釜トンネルをみて絶句した。斜度10%の標識がある!?トンネルがこんな急斜面になっていることなんてあるのか!?と思いながらも、比較的新しいので歩道がある。押していこう。(↓上りきって、下り方面を見た時)

釜トンネルを抜けると、上高地トンネルというトンネルがまたあり、そこも斜度5%ぐらいある。歩道があるので押してゆく。17時近くになったが、上高地トンネルを抜けると上高地!そして抜けると….

トンネルを抜けた瞬間、いきなり涼しくなった。トンネルをぬけたら別世界があった。そう思ってもおかしくないぐらいな場所であった。暗くなり始めたのですこし進めると、大正池がある。真っ青だった。空の色、いや水の色。綺麗すぎて青色。そして風がないので波が立たない。静けさ、落ち着き、ずっと見たい池であった。

上高地はキャンプをして泊まる。小梨平キャンプ場という一番近いところだ。先に進むとバスターミナル兼、郵便局があった。「こんな山奥に郵便局があるなんて…」建物は基本的に木造だった。さらに奥に進むとこんなものが!

まさかの自転車すら進入禁止である。近くにいた職員?的な人に聞くと、「ここから先は環境省の許可がない車両は一切通行止め。」だそう。自転車すら通行止めになってるとは、おそるべし上高地。近くに駐輪所があったので、トレ子を止めておいた。「ごめんな、チェーンこんなに汚して。オイル抜け抜けなのによく頑張ったよ。ありがとな。」と一言いい、先に進む。

大荷物をどうにか持ち、キャンプ場に急ぐ。まずい18時になり始めて暗くなっている!
おおー河童橋だぁー!

受付はぎりぎり間に合った。自転車で来たといったら驚かれた(笑)しかし、残念なことに風呂が閉まってしまい、今日はギャッツビーか…と少し落胆。売店も閉まっていたが、あらかじめ食料品を買っておいたので大丈夫。テントをはってご飯にしよう!自販機でコーラが売ってあったので、すかさず購入。川で冷やす。ちなみに、川の水めちゃくちゃ冷たいです。天然の冷蔵庫だった。

小梨平キャンプ場はこんな感じ
トイレ

キャンプサイトへの道

川近くにテントを張る

すばらしいキャンプ場である。もちろんゴミなど一切ない。信州、日本アルプスの大自然は格が違う。テントを張っていたら19時になり一気に暗くなってしまった。調理も米炊くの面倒なので、パンにした。一通り終えて、テントに入るとどっと疲れが来た。北杜からここまで1日でよくこれたなぁと思う。膝の爆弾が作動せず無事にこれた。予定がおすに押された上高地編。今日は川のせせらぎでも聞いてゆっくり寝よう。

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いちいいちい

About

自転車旅が大好きな学生です。日本の色々なところや、海外にも自転車旅しに行ったりします。そこでの出来事、風景、ノウハウを紹介したいと思います。2019年には世界一周しに行きます!

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